こんにちは、@24guchiaです。
タイトルの通り、1年勤めたベルフェイス株式会社を退社しました。
ベルフェイスの入社エントリーはこちら。
目次
なぜやめるか?
入社エントリーにある入社を決めた理由が満たされなかった点と、アサインされていたプロジェクトの中断が理由です。
事業会社である以上、プロジェクトの中断は仕方ないので納得しており、僕が残る理由はなくなってしまったのが大きいですね。
ここでスクラム開発におけるスプリント異常終了時の注釈を読んでみましょう。
重要なのは、チームメンバーはリソースではないということだ。自分のコミットメントを外部の力でだいなしにされたことに、意見も感情も絶対に持っている。
Ken Schwaber ‒ March 6, 2008
Ken Schwaber 氏はスクラムガイドを書いた作者の一人です。
さて、ベルフェイスで学んだことをまとめていきましょう。
ベルフェイスで得た知見
いろいろといい経験を積めました。
OpenTok の経験と WebRTC が強いエンジニアとのコネクション
OpenTok は国内だとあまり使われている印象のないプラットフォームですが、ベルフェイスでは OpenTok を利用しています。 OpenTok を少しばかり触れたのはいい経験でした。
また、 OpenTok を採択したエンジニアが WebRTC 関連の技術力やノウハウが高く、この方とコネクション作れたのは非常にラッキーでした。
リーダー経験
チーム結成当初、 4 人のエンジニアチームでしたが、数ヶ月で 9 人にまで膨れ上がりました。
この人数のチームでリーダーとして各種施策を回して、インペディメントの除外をしていくという経験を積めたのはいい経験でした。最大で 9 名ほどまで増え、チーム分割も実は考えていました。
転職活動する際もこの経歴はなかなか注目され、やっていたことを話すとかなりの好印象を持ってくれたところが多いです。
前職のレバレジーズでの最後のプロジェクトはチームとしてはだいたい 4~5 人でした。
マネジメントはほぼなしでなんとなく進んでいましたが、ベルフェイスでちゃんとリーダーとして実務に当たれたのは非常によかったです。
また、リーダーはやれる気がしないと思ってましたが、ちゃんと勉強すればなんてことはない。
リーダーシップとはただの技術の一つでしかないということがわかりました。
リーダーシップが技術というのは、スーパーエンジニアへの道という本でまとまってるので、おすすめです。
リーダーシップと体力
ピープルマネジメントスキルを得るためには、水泳が必要という結論に至る 1on1
— 24guchi (@24guchia) September 29, 2020
これ自体はネタツイートではあります。
ただ、ピープルマネジメントに体力が必要というのはなかなかおもしろい学びだと考えています。
リーダーとして振る舞うために、社会のマジョリティが生活している午前から夕方過ぎまで、リーダーとしてパワフルに活動する必要があります。
時間通りに打ち合わせをしたり、相談に乗ったりということが出来ないと、マネジメントする人たちから信頼を勝ち取れないよねという雑談がきっかけでこの話に至りました。
マネジメントスキル自体は存在しますが、それ以上に人としての信頼がリーダーシップには大事です。好きな本から下記文を引用しておきます。
テクニックだと相手にわかってしまえば、かえって強い不信感さえ抱かせることになってしまうのです
スクラムマスターの経験とアジャイル開発に対する苦手意識の克服
僕はアジャイル開発やスクラム開発に強い苦手意識がありました。
チームを結成し、スクラム開発で進めていくとなったときに、なんとなく PM が言ったであろう「西口さんがスクラムマスターですよ」、という一言。
ぼく「ぼ、ぼくがスクラムマスターですか・・・」
この一言がきっかけで再度学習をはじめました。
最終的には、認定スクラムマスターを取るまでに到りました。
ウォーターフォールが悪いとかアジャイルが最高とかではなく、プロジェクトマネジメントするにあたって、新たな技術を習得でき、非常にいい経験を積めました。
採用活動の実務経験と組織開発への興味
採用活動に携わったことで、組織開発への興味が湧きました。
採用活動で他社ではなく、あえてこの会社に入ってもらうためには、いい組織である必要があります。
採用のことを突き詰めて考えると、みんな組織開発にたどり着くと思います。
僕もご多分に漏れずそうなりました。
業務としてのリーダーもこなしていたので、行動科学や組織論の本はたくさん読みました。特におすすめは下記の本です。
最近読んだ本で良い本なんかある?って聞かれるたび、毎回この行動科学の展開をおすすめしてて、この本は・・・いいんですよ、いい本ですよこれはみたいな語彙力のないオタクみたいになる。 https://t.co/ZLpS4JjzOx
— 24guchi (@24guchia) September 17, 2020
振り返るといろいろとおもしろい経験が積めたなと思っています。
ただこれを入社エントリーと合わせて見返すと、おや?となります。
あえて、自分の可能性を狭める必要はないですが、まったくかすりもしないとこれでいいんだっけ?とはなります。
僕の今後
超直近
転職活動を 9 月から始めていましたが、間に合わず、 11 月はニートですwみんな遊んでくださいw
2 年連続でニートすることになるとは・・・
ただ、今年は見込みではなく、ちゃんと契約を結んだ業務委託契約があるので、それをこなしていきます(ニートとは?)。
短期(年度内くらい)
転職して、オーナーシップを持ってプロダクト改修を行い、 WebRTC 関連技術を強化していきたいです。
中長期
前回の退職エントリーでは、 WebRTC 関連の技術力を高めていきたいと書いてますが、リーダーとしてのマネジメントも思いの外うまくやれたので、どっちに振るか迷ってます。
まとめ
ひとまずはどういう路線で生きていくかを再考していきたいと思います。
とりあえず前回に引き続き干し芋(スニッカーズ)置いておきます。
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