こんにちは、@24guchiaです。
年始から始めた社内勉強会が無事に 10 回目を迎えたので、経緯などをまとめていこうと思います。社内勉強会を始めたい人、始めたけどうまく行かなかった人などに参考になればうれしいです。
目次
そもそも、なぜ勉強会を始めたのか?
詳細は後で紹介するスライドの通りですが、理由は下記です。
売上向上への貢献のため
ベルフェイスのような IT 企業において、自己組織化した自律的に動くエンジニアチームを作ることが、売上貢献につながると考えていました。
ベルフェイスではエンジニアは大きく分けて 2 つの事業部に所属します。この 2 事業部間でコミュニケーションを取る場が少なく、部をまたいだ自己組織化は難しいと感じていたため、コミュニケーションを取る場を作り、技術的に研鑽できるエンジニアチームにしようと考えました。この場を通して、自己組織化したチームが売上向上に貢献するのでは?と仮説を立て、はじめました。
部署間コミュニケーションを円滑にする
求職票にある通りですが、ベルフェイスはレガシーな環境です。そこで、リプレイスをしないのか同じ事業部のエンジニアに聞いたところ、別の事業部のエンジニアが進めていると聞きました。ここで事業部の壁を感じました。
社内勉強会であれば、コミュニケーションの障壁を下げつつ、部署をまたいだ技術的なディスカッションの場としても機能しそうだと考えました。
社内勉強会を定着させるためにやったこと
僕と同じように社内勉強会を始めたが、うまく行かないというのはよく聞きます。僕も何回かやったところ、いろいろと問題が起きました。
参加者数が少ない問題はこだわりを捨てることで解決
当初はエンジニアが部署をまたいでやる
というこだわりを持ち、エンジニアだけに広報していましたが、なかなか参加者が集まりづらい状況でした。
そこで、当初のこだわりを捨てて、職種を無視して、広報するように切り替えました。僕から発信よりも、会社でいろんな事業部とすでにリレーションを築いていた広報のエミさんに目をつけて、勧誘したところ、無事に手伝ってくれることになり、今も感謝しています。
エミさんのリレーションも活用したところ、エンジニア以外も多く参加するようになり、最近は 20 名程度で推移しています。また、直近の勉強会で同時参加者数が 40 名を超え、過去最高の参加者数になりました。 40 名は今日時点の全社の 1 割弱の参加者数で自主的な勉強会としてはよい数字だと思ってます。
オンラインでも社内勉強会はできる
最初は新橋オフィスで社内勉強会をやっていましたが、まさかの 2 回目でコロナの流行が本格化してきて、出社ができなくなりました。その後、社外のオンライン勉強会に参加し、そこで得た配信方法やオンラインならではのコミュニケーション方法などを社内勉強会にフィードバックしつつ、オンラインに移行していきました。
現在は zoom で画面共有しながら登壇し、あえて参加者のマイクオンも OK にしています。
登壇する人はわかると思いますが、アイスブレイクのネタが受けてるのか受けてないのかわからず、不安になりますよね。そういう意見を受けて、マイクオンでちゃんと反応が見えるようにしています。また、 Slack でアイスブレイクの質問をして、マイクオフの人もそこのスレッドで和気あいあいとしています。
43 兆円欲しい!!!!
社内勉強会のテーマ振り返り
ここから 10 回に渡って行った社内勉強会でのテーマ振り返りをします。社内勉強会なので、社外秘もあるため、一部抜粋します。
第 1 回 社内勉強会をなぜやるか
登壇者は僕です。この記事に書いたような内容を話しました。詳細はスライドのとおりです。
第 6 回 文章はルールにのっとれば誰でも書ける
経営企画室社内広報のエミさんから、いい文章の書き方についてです。
タイトルにある通り、いい文章の裏にある書き方のルールについてまとまっています。ちなみにこの記事もルールにのっとって書いています(つもり)。
第 9 回 ビデオSaaSのエンジニアリング最前線(社外勉強会)
友達の CTO と CTO の友達の CEO と社外勉強会として開催しました。
ビデオSaaSのエンジニアリング最前線
はじめて開催側としてイベントをやってみたところ、学ぶことが多かったです。また、はじめてのイベントでしたが、 50 名参加者も集まり、ハッシュタグもなかなか盛り上がったのでありがたかったです。
データの推移
10 回を経て、データ的にどうなったかをまとめます。
定量的な話
最初に参加していた部署はエンジニアを中心に、 3 部署ではじめていたのですが、 10 回時点で 13 部署まで増えました。当初の目的であった部署をまたいだコミュニケーションの場としては上々な推移だと考えています。
定性的な話
業務でテクニカルサポート部門の人が Redash の使い方がわからず、困っていたため、社内勉強会番外編でハンズオン形式で取り上げたところ、それがきっかけで施策が生まれました。テクニカルサポートが使っている管理機能の一部が Redash に移管されることになり、定性的にもいい効果があったと考えています。
まとめ
初回から比較すると定量・定性共に改善していますが、参加者数としては会社全体としては 1 割弱といったところです。まだまだ伸びしろがあると考えています。
最近ではエンジニア以外でも常連の参加者が増えてきており、ファンも増えてきましたw
ヒエー
ファーストフォロワー
今回の社内勉強会のような新しい取り組みに積極的に参加してくれる人をファーストフォロワー
と呼びます。詳しくは下記の動画のとおりです。
今いるファーストフォロワーを大事にし、フォロワーのフォロワーが更に集まって、より全社的な取り組みになるようにさらに改善を進められたらいいですね。