こんにちは、@24guchiaです。
先日(と言っても数ヶ月前)、 1on1 でおすすめの本ありませんか?と聞かれた際に、ベラベラとたくさん話して、割と普遍的なアドバイスができたと思ったのでまとめてみます。
対象読者は下記です。
- 現在、読者する習慣がないが、本を読みたい
- 何かしらの新しい知識を身に着けたい
- 本をたくさん読む必要がある環境にいる
僕は年間 4~50 冊程度読むので、普通よりは読んでる方だと思います。ただ、これくらいの冊数を一年かけて読むのは努力や才能が必要なわけではなく、必要なのは本を読む技術です。今まで読んだ本で、読書する習慣作りに役立った本を紹介します。
ひとまず、読むべき本のリストは下記です。
- レバレッジリーディング
- 習慣の力 or 小さな習慣
- Learn Better
- 読書について (おまけ)
ざっくり概要を書くと、
- レバレッジリーディングで多読の技術を付け、
- 習慣の力で読書習慣を付け、
- Learn Better で本から効率よく学ぶ技術を付け、
- 読書についてでいい本を選ぶ技術を付けます
詳細は次に書いていきます。
目次
読書する習慣作りのための本の詳細
先に挙げた本がどういう本かの詳細を紹介します。
レバレッジリーディング
多読するための技術がまとまった本です。
この本を読むと、以降の人生で読書にかける時間が短くなる
ので、最初に読むことをおすすめします。
著者がビジネススクールで大量の本を読む必要に駆られて、編み出された多読するための技術がまとまっています。
日本の学校教育では、本を大切に、最初から最後まで、丁寧に読むように伝えられます。しかし、そんな悠長なことをしている暇はビジネスパーソンにはありません。そのため、本から素早くエッセンスを得るために学校教育で教わった習慣を壊す必要があります。
ビジネス書には全体のページ数の 2 割程度が重要で、それ以外は取りこぼしても構わないという論拠です。 300 ページの本は実は、 60 ページくらいだけ読めば、その本のエッセンスが学べます。具体的にどのような方法で本を多読するかについては、ぜひこの本を読んでみてください。
もちろん、この本自体もできるだけ、短い時間で読むことをおすすめします。
習慣の力 or 小さな習慣
レバレッジリーディングで、多読する技術を習得したあとは、多読する習慣を身につける必要があります。習慣を身につけるためには、この習慣の力か、小さな習慣をおすすめします。
習慣とは、無意識で行われる毎日の行動です。
これは調子がいいときはもちろん、調子が悪いときにも適用されます。そのため、優秀な人はどうやっているかわからないくらいの勉強を日々行っていますが、実はそういう人は何も考えずに習慣の力を利用して、毎日勉強をしています。
仕事終わりになんとなくゴロッとソファに寝っ転がってスマホゲー開くのも習慣ですし、仕事終わりに本を開いて少しでも読むのも習慣です。
この記事を読んでる人であれば、後者になりたいと考えるでしょう。
そこで良い習慣をどのように身に着け、習慣の力を得る事によって、どのような変化があるかがまとまっているのかが習慣の力です。僕はこの本がとても好きで、仕事をする上で大事にしている考え方です。
ただ、習慣の力自体は多少分厚い本で 450 ページ以上あります。とりあえずかんたんに読んで、習慣の力を得たい人には小さな習慣という本がおすすめです。
小さな習慣という本には、習慣の力を出典に、具体的にどのように良い習慣を得ていくかがまとまっています。 180 ページほどで非常に短く、またすぐに行動に起こしやすいため、ひとまず習慣づけしたい人にはおすすめです。ただ、最終的には出典の本を読むことで、理解が深まるので、いずれは習慣の力も読むことをおすすめします。
この本を読むことで、読書を習慣づける技術を得られます。
ちなみに僕は毎日お風呂で 20 分と、寝る前に 1 時間弱ほど読書する習慣があります。電車に乗るときはとりあえず Kindle アプリを開き、 1 ページ読みます。
お風呂読書はむか〜しに買った Kindle Fire を持ち込んでいます。
うっかり水没させても気にならない古いスマホやタブレットがいいと思います。夜はブルーライトカットするために、紙の本を読んでいます。
こうするとかなりの時間を捻出でき、だいたい 1 週間あたりで 8 時間ほど読書に時間を当てていることになります。
Learn Better
多読の技術を付け、読書習慣を付けたら、本から効率よく学ぶ技術を付けましょう。
この本は、学ぼうとしている対象領域から効率的に学びを得るための技術がまとまっている本です。
効率的に学ぶためには、目次にある通り、下記サイクルを回す必要があります。
- 価値を見出す
- 目標を決める
- 能力を伸ばす
- 発展させる
- 関係づける
- 再考する
価値を見出す
そもそも学ぼうとしている領域に、価値がないと学ぶためのモチベーションがわきません。
それを改善し、モチベーションを出すために、価値を見出す必要があります。価値は人それぞれなので、自分自身で学ぶことでどのような価値があるかを考える必要があります。
目標を決める
次に、学ぼうとしている領域で、何を学ぶかの目標を設定します。ダラダラと本を読んだり、ブログを読んでも、学びは得られません。
適切な期間で学びを得るために、目標を決める必要があります。
発展させる
対象領域の基礎を目標を決めて学んだら、次に能力をさらに伸ばします。
能力を伸ばすために、この本では外部からのフィードバックを得る旨が書いてあります。フィードバックを得るということは、ある程度厳しい意見をもらったり、失敗して恥ずかしい思いをしたりするかもしれませんが、必要な努力ということが学べます。
また、すぐにはうまく行かなくても、脳には可塑性があり、いつまで経っても学び、自分自身を高めることができる自信を得られることも出来ます。
関係づける
対象領域の周辺領域を学んだり、今知っていることを対象領域と関係づけることでより深い学びが得られます。
本から引用すると、関係づけることは知識習得には必須です。
知識習得とは突き詰めれば知識構造同士のつながりを理解することである
なんとなくそうなんだろうなと思ってるところを、システム思考や仮説思考といった具体的な手法がまとまっています。
再考する
再考はかんたんに言うと、現状の知識に満足せず、復習することです。また、現状の知識をどれくらい知っていて、何を知らないかを明らかにするモニタリングも必要です。
復習とモニタリングを行い、知識の定着を行います。
Learn Better はこのような学びのサイクルを身につける本です。読書に限らず、知識習得の際に使えます。
実は Learn Better は実例が多く、あまり読みやすい本ではないと思います。ただ、レバレッジリーディングですばやくエッセンスを得る手法を学んでいるはずなので、ぜひ多読の技術を活用してみてください。
読書について
読書の技術を付け、読書する習慣を付け、読書から効率よく学ぶ方法を得たら、好きに自分のビジネスに関する本を読むといいです。
ただ、どういう本読んだらいいのかわからないという場合はこの本を読んで、どういう本を読むべきかの選定眼を育てるといいです。
ざっくり概要を書くとこの本では、新書よりよく読まれた古典を読めという内容です。実際に新書は当たり外れは正直激しいと僕も感じます。ひとまずは古典を読み、その古典を参照している新しい本を読むというのがよいかと考えています。
新書だけでなく、簡略化された言葉を手厳しく批判するあたりも、個人的にはおもしろく読めました。本を選ぶだけでなく、上品で痛烈な批判する言葉回しがおもしろく一読の価値があります。
上記の本を読み終わるとどうなるか
レバレッジリーディングで 1 冊の本からエッセンスを素早く抽出できるようになり、
習慣の力で継続的に読書する習慣ができ、
Learn Better で対象領域から効率的に知識を得られるようになります。
3 冊買っても 5,000 円もかからないので、買うなら早く買って読むのがおすすめです。
まとめ
文化庁の調査によると、 1 ヶ月に 1 冊も本を読まない人が 47.3% とのことです。
出典: 文化庁 平成30年度「国語に関する世論調査」の結果について https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/r1393038_02.pdf
そのため、毎月 1 冊でも本を読めば、約 50% 側の本を読む側になれます。本を読むことで、知識を得られることで能力を上げられ、継続する期間が長いほど能力が磨かれます。毎月 1 冊は毎日 10 ページ読むだけで、 300 ページほどの本を読了できるので、そこまで難しくないです。
ぜひ、紹介した本を読んでみて、読書習慣を付けられるようにやってみてはどうでしょうか?
紹介した本
参考になったら下のツイートや Share ボタン、フォローをお願いします!